なぜこんなに認められたい？承認欲求の正体と抜け出す方法ー課題の分離

【承認欲求フラペチーノベンティサイズ】という言葉がSNS上で流行っている

承認欲求は誰もが持つ本能的な欲求

最近、SNSでよく見かける言葉 「承認欲求フラペチーノベンティサイズ」。

これは、「とにかく目立ちたい！認められたい！」 という強い承認欲求を、スターバックスの最大サイズ「ベンティサイズ」のフラペチーノに例えた、ちょっと面白いスラングです。

豪華なトッピングや、”映え”重視の見た目が特徴のフラペチーノ。

「これ飲んでる私、可愛いでしょ？」「特別な時間を過ごしてる私、見て！」という『自己アピール』 や 『注目されたい気持ち』 が重なることで、 SNSでは「目立ちたい」「認められたい」という気持ちを、ちょっと大げさに表現する言葉ですが、

実は「頑張りすぎている人”や、やりすぎ感」を、からかうニュアンスも含まれていることがあります。

 SNSが日常になった今、誰でも少しは“見てほしい気持ち

 この言葉がちょっと刺さるなぁと思う方、きっと私だけじゃないはず…！

「承認欲求フラペチーノベンティサイズ」なんて言葉が生まれるくらい、

私たちは誰かに見てほしい、【認められたい】って気持ちを、心のどこかで持っているんですよね。
自然な事なんです。

でも、その気持ちをどう扱うか が大事なのかもしれません。

認められたいのは当たり前。でも、心が埋まらない

正直に言うと、私もそうでした。。。
「いいね」がつくとホッとして、「コメント」をもらえると嬉しくて。

でも反対に、誰からも反応がないと「私って価値ないのかな」って勝手に落ち込んでしまったり。
「承認欲求」って、心理学では「誰かに認められたい」「存在価値を感じたい」というとても自然な欲求。

でも、これが強くなりすぎると、どんどん苦しくなるんですよね。

「承認欲求を捨てる」ことはできる？

最近、「承認欲求なんて捨てた方がいい」っていう言葉をよく見かけます。

たしかにそれができたら、きっと生きるのが楽になるんだろうなって思います。

アドラー心理学では「承認欲求はいらない」と言われている

アドラー心理学を日本で有名にした本『嫌われる勇気』。この記事では、「勇気」を仕事や人生にどう活かすかをわかりやすく解説しています！

アドラー心理学では、「他人の期待に応えなくていい」「承認欲求は必要ない」という考え方があります。誰かに認められようとするから苦しくなるんだよ、って。

それよりも、「自分がどうしたいか」を大切にして、
「誰かの役に立つこと＝他者貢献」を意識して生きた方が、よっぽど幸せになれるって。

 

正直に言うと、これ、頭ではわかってもすごく難しい事なんです！

例えば、すぐ感情的になる上司のご機嫌を取るために、本当はやらなくていい事まで頑張ってしまう部下っていますよね。

でも本来、上司がイライラしたり怒ったりするのは上司の課題であって、部下が背負う必要のない問題です。部下としてやるべきことは「任された仕事をきちんとやる」ことだけ。

同じように、学校でも感情的な先生の顔色をうかがって、無理に頑張りすぎてしまう生徒もいます。
だけど本来、先生の機嫌や気分もまた先生の課題です。

生徒は「授業を受ける」「宿題を提出する」など、自分に与えられたことに集中すれば十分なのです。

学校で、感情的な先生の顔色をうかがって、無理に頑張りすぎる生徒がいるように、恋愛でも相手の機嫌ばかり気にして疲れてしまうことがありますよね。

たとえば、彼女が彼氏の顔色をずっと気にして、「怒らせたらどうしよう」と思って言いたいことも言えなくなる。

でも本当は、彼氏が機嫌が悪いのは彼氏の課題。
彼女が全部それをどうにかしようとする必要はないんです。

彼女がやるべきなのは、自分の素直な気持ちを大切にして、「ちゃんと話す」「自分の時間を大切にする」など、自分の課題に集中すること。

彼氏の機嫌をどうにかしようとするたびに、自分がどんどん苦しくなってしまう。

だからこそ、「相手の気分は相手のもの、自分がやるべきことを大事にする」という課題の分離が、
恋愛でもすごく大切なんですよね。

1つ目は【承認欲求が本能だから】

人間は昔から外敵から身を守る為に群れで生きてきたので、嫌われること＝命の危険でした。
その本能が今も残っているから、どうしても「嫌われたくない」「認められたい」って気持ちが消せないんです。

2つ目は、【幼少期の家庭環境】

親の過干渉や否定的な育てられ方で、自分に自信が持てないまま大人になる人もいます。

そういう人は、人の顔色をうかがってしまって、「これは相手の課題」と割り切るのが
とても難しいそうです。

結論ー承認欲求から抜け出すには「依存先を増やすこと」が大切

 よく「メンタルが強い人」って言われる人たちも、実はちゃんといろんな支えを持っているんですよね。
1つのことに依存しすぎると、そこがダメになったときに一気に崩れてしまいます。

仕事だけに依存していると、うまくいかなくなった瞬間に「もうダメだ」って絶望してしまうし、

パートナー1人に依存していると、その人の事で頭がいっぱいになって、ちょっとしたことで苦しくなったりします。

例えば、職場の評価ばかり気にしていると「お客さんのため」じゃなくて「評価のため」に仕事をするようになってしまう。

 

だからこそ、仕事だけ、恋人だけにならずに、「自分の好きなこと」「気楽に話せる友達」「安心できる場所」など、いろんな依存先を持つことが本当に大事だと思います。

依存先を増やすために、おすすめなのは「趣味」と「副業」です。

１つ目の依存先は自分が没頭できる趣味を増やす

できるだけ 人と関わることができる趣味 を持つのがおすすめです。

読書や映画鑑賞のような「一人で完結する趣味」も素敵ですが、

誰かと一緒に楽しめる、趣味やコミュニティを持つことで、適切な依存関係を築くことができます。

人とつながることで、心の支えが増え、自分らしくいられる場所ができる。

これが、無理をせずに「勇気」を持って生きるための大切なポイントだと思います。

2つ目の依存先としておすすめなのは「副業」を始めること

 副業があると、一つの会社にだけ依存しなくて済むので、気持ち的にもかなり楽になります。

特に「この会社にいないと生きていけない」と思ってしまうと、どうしても依存してしまって、自分らしく働けなくなったり、言いたいことも言えなくなってしまう。

副業があることで「別にここだけじゃないし」という気持ちになれるのは、すごく大きいと思います。

主婦の方なら、子育てで煮詰まったときの息抜きとしても、副業や小さな仕事を持つ事をおすすめします。自分の世界が広がるし、自信にもつながります。

「副業って何から始めたらいいかわからない」と悩んでいる方

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会社や家庭、恋人だけに依存しないためにも、
自分の「得意」を活かせる「副業」という選択肢を持つことが、これからの時代にはとても大事だと思います。

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まとめ

「自分にとって本当に必要かどうか」を考えながら、もし気になることがあれば、ぜひいろいろ探してみてください。

依存しすぎない生き方って、趣味にも仕事にもつながる「自分だけの居場所」を見つけることから始まるのかもしれません。

今回はアドラー心理学を日本で有名にした本、『嫌われる勇気』から学べる「勇気」について、それを仕事や人生にどう活かせるのか、私なりの視点でまとめてみました。

人間関係に悩んでいる方や、自分らしく生きたいけど一歩踏み出せない方に、
少しでもヒントになれば嬉しいです。